国勢調査の指導員の仕事

そして、やっぱり国勢調査の従事者の人数は足りない。私は調査員のほかに指導員もやっている。
指導員の担当区は、調査員とはまた異なった地区の約1000世帯。調査員11人分の調査票をチェックしなければならない。
今までは直接世帯を訪問しなくても良い指導員の方が、仕事が楽だといわれてきた。がしかし、今回の国勢調査では、個人情報保護の観点から「調査票を封入した上での提出」が認められることになったのである。
封入された調査票は調査員は中を確認できない。確認するのは指導員である。で、今回この封入されて提出される調査票の数が半数以上なのだ。気持ちは分かる。個人情報は見られたくない。
それならそれで、必須事項はきちんと書いてもらわないと困る。不備があるから電話をかけると不機嫌そうな態度になる世帯が多い。わからないことがあった場合は確認のため電話させてもらいます、と調査票に書いてあるではないか。2度手間にしているのは、そもそも不備があったあなたの調査票の書き方のせいなんですよ、とはさすがに言えないけれども。