引退

楽しい時間は長く続きませんでした。シントクがぷよ通撤去を決めたからです。セガの系列店ということもあり、新作は旧作と入れ替えられる運命にあります。ぷよ3はST-V*1という、当時セガが前面に押し出していた形の基板です。*2
家庭用をもくろんだぷよ3は、ぷよ通のコアなユーザーには認められず、シントクにおいてもその行き場を失い、シントクからぷよぷよの対戦台は消えました。シントクからナミキに流れてぷよを続けた人もいましたが、ワタシはナミキに流れることなく、当時就職活動も行っていたこともあり、そのまま引退となりました。
この後もナミキでは月に1回の大会も行われていましたが、徐々に参加者は減っていき、大会も行われなくなっていきました。それでもぷよ通の対戦台は残り、数少ないぷよプレイヤーの憩いの場として、聖域として君臨し続けてきました。事実、ワタシが就職して、地元に戻ってから、何かの用事で東京に来たときには必ずと言っていいほどナミキには足を運びました。行っても対戦相手がいなかったりすることも多く、がっかりすることもありましたが、懐かしい顔に会うこともあり、そういう意味ではナミキはワタシにとってすごく大切な場所でした。

*1:SNKNEO-GEOのように、カセットタイプでゲームを入れ替えられ、しかも家庭用機・セガサターンへの移植が容易なタイプの基板

*2:もう1つバーチャファイター系の基板がMODEL基板。こちらはゲームセンターでのコアなユーザーを狙った基板