古い友人

古い友人がわざわざ訪ねてきてくれました。何をやったのかといえばぷよぷよ
彼は8年くらい前のワタシの好敵手。当時は100本やっても100-100くらいのスコアで対戦してたっけ。彼にとっては本当に8年ぶりのぷよ。ワタシはと言えばネットぷよのおかげもあって、6年のブランクはあるものの2年間かけてある程度は取り戻しているし、何より8年前にはなかった「不定形」の概念らしきものを多少会得しているため、100本やっても100-50くらいで勝てるであろう、と思っていました。
そしていざ対戦スタート。序盤は完全にワタシのリード。30-10でワタシが先に30本とります。何せ彼はワタシのフィールドが見えていない模様。組み合えばワタシの方が大きい連鎖を作るし、潰しあってもワタシの方がセカンドを綺麗に組めていました。完全にワタシはこのあたりで気を抜いてしまっていました。
そして中盤。先に50本とったのはワタシ。スコアは50-21。彼もようやく勘を取り戻してきた感じです。戦法は古いものの、きっちり折り返して11〜12を作ってきます。何本目か忘れましたが、初めて連鎖の打ち合いで打ち負けたときに、おや、と思いました。このあたりから流れが変わりました。
彼の催促、潰しが決まり始めてきたのです。ワタシの隙が大きいだけ、と言われればそれまでなんですけれど。組み負けるのが悔しくて、無理な形で伸ばそうとするとしっかり潰してくるし、催促勝負してもしっかり1連鎖大きい催促打ってくるし、ワタシがネットぷよで2年間かけて取り戻した勘と言うか戦術的な部分を、彼はワタシとの対戦50本で習得したような勢い。
そして終盤。階段、挟みこみでの折り返し戦法が主体だった彼が、ワタシのフィールドを見ながら、GTRを組み始めました。おおーこりゃ楽だ、組みやすいわ、と彼。終わってみれば100-68でワタシの勝ちだったのですが、後半50本で見ると50-47。
お互い若くないせいか、お互いそこまでぷよに対してハングリーじゃないせいか、2回戦をすることはありませんでした。終わってから彼がワタシに、強いなぁ、と言いましたが、ワタシはただ苦笑いをするしかありませんでした。