早かった１年

早いもので、NHKの大河ドラマ「新撰組！」も今日で最終回となりました。開始当初は近藤が大根と言われながらも、長く見ていると慣れてしまうもので、１年間楽しく見させてもらいました。
１年間通して思ったのが、近藤を美化しすぎなのかな、って言うところでしょうか。もちろん近藤勇は人物ではあったのでしょうけれども。
放送開始から新撰組メンバーが集まるまでずーっと近藤さんの人柄に惚れた、って言う人ばっかりが集まってきて。新撰組が大きくなって粛清が始まって没落し始めて江戸に逃げ帰って近藤が処刑されて、ずーっと近藤は清廉潔白の人でした。ドラマでは。
そうなってきちゃうと魅力的な脇役、特に新撰組を離れていった隊士たちが悪者になりがちなんですよね。甲州勝沼で負けたあとの永倉、原田の隊の抜け方なんかは、ただ形勢不利になったのを見て逃げ出した、っていう認識がもたれそうな描かれ方でした。
個人的には近藤が増長してきて隊士と仲が悪くなっていく様というのも見たかったんですけど。香取慎吾にはそういう役をさせられなかったんでしょうか。
文句を書いていますが、面白かったんですよ。今年の大河。利家とまつ、と同じ位の面白さでしょうか。あの時もキャストを見てええー？と思ったんですけど、見ているうちに慣れてしまった、そんな大河でした。
来年は義経。正直滝沢秀明という時点でちょっと敬遠してるんですけどね。その前にとりあえず総集編もう一回見ようっと。