盗撮マニア

今日は職場の避難訓練震度5地震があって、西病棟4階の給湯室から出火する、という設定で行われました。
ワタシの仕事は報道係。”訓練”なので、その様子を写真に収めて記録として残しておくという係です。課長クラスの人は災害対策本部、ワタシ以外の係員は現場で施設の点検や避難経路確保、といった本番さながらの役割があるのですが、ワタシは本番の時にはありえない係ですよ。
まぁ、それはともかく、思ったより報道係の仕事はハードでして。最初は適当に写真とって、あとはかわいい看護婦さんの写真でも撮っていればいいや、くらいに考えていたんですが、さすがに1000床近い病院。あっちで写真を撮って、こっちで写真を撮って、ずーっと敷地内を走りっぱなしです。
まず最初に、地震発生とともに設置される災害対策本部で写真を撮り、地震のあと10分後に発生する出火現場へ駆けつけ、消火器で火を消す看護婦の写真を撮ります。
さらに、地震で怪我をした患者や職員を避難させるための避難経路に赴き、搬送している様子を写真に収め、避難所での応急手当の様子を撮り、避難所で対応できない重症患者を追いかけ救命救急センターに駆け込みます。
救命救急センターが終わると次は屋上です。訓練ではあったものの、消防にも協力を要請しており、はしご車が来ています。屋上からはしご車で避難する人を写して、その後は地上に降りてはしご車から降りてくる人、救命袋を滑って降りてくる人をパシャリ。
訓練が終わるまで1時間。少しも休む間もなく走り回りました。使ったフィルムが27枚撮り5本。計135枚ですよ。最後に講評として院長挨拶、消防所長の挨拶を聞く頃にはくたばっていて、話なんか聞いていませんでした。
こういうときじゃないと正々堂々と看護婦さんの写真なんか撮れないから、と思って張り切ってみたものの、135枚のうち本当に自分の趣味で撮った写真が何枚あったことやら。現像してがっかりしないといいんですけれど。がっかりするんだろうなぁ(苦笑)。