夢を、見た。
昨日の日記の続きだけど、内容についてはid:pyrite嬢を参照してもらうとして、その帰り道のことだ。
銚子でメシを食って―ちなみにワタシはアナゴ丼だったのだが―成田を経由して東関道に乗った。道中赤い月を眺め、月のミステリアスさに吸い込まれそうになり、成田で飛行機を眺め、旅行に行きたい衝動に駆られ、首都高ではレインボーブリッジから24時間消えることのないであろうイルミネーションに東京の力強さを感じて。
そしてワタシは福島に帰ったわけだけれど、夢の続きは、ちょっと、違った。
ワタシの帰った先は船橋のボロアパート。学生時代を過ごしたボロアパート。おそらく人生で一番充実してたであろう、自分は何でもできると勘違いしていた頃の、ワタシのおもちゃ箱。
就職が決まって、東京からの生活から別れを告げて、最初はよく見た夢。
時とともに見る回数が減って、ここ5年では見ることのなかったボロアパートに住んでいる私の夢。
夢を、見た。
ワタシは車を運転し、船橋のボロアパートに帰っていた。東京に未練はないと思っていた。思い込んでいたのかもしれない。未練はあった。
CLAMP東京BABYLONと言う漫画で、東京を”不夜城都市”と書き、そのルビにはこう書いてある―むてきのゆうえんち―
ゆうえんち、か。
目覚ましの音で現実に戻され、仕事に向かった。