勲五等瑞宝章

お盆に行き忘れた学生時代の恩師のお宅に行きました。恩師の父親が先日亡くなって、葬式に行ったのですが、新盆をすっかり忘れていて、今日行ってきました。
亡くなった恩師の父親というのは地元の学校の校長先生を15年も勤めた方なのだそうで、生前に勲五等瑞宝章を受勲していた人でもありました。で、今回お邪魔した際に、その現物の勲章を見せてもらう機会がありました。漆塗りの木箱に入っていたそれはさすがにどっしりしたもので、見た目より重厚なつくりのようです。しばらく見入ってしまいました。
単純にすごいなぁ、という話をしていたら、その恩師が困ったことがある、と言い出しました。受勲者は名前住所などが新聞に載ってしまうため、ダイレクトメールが増えるのだとか。しかも、受勲者用の賞状と勲章を入れるための額縁(12万円も!)とか受勲者しか入れない皇居の内部を撮影した皇居写真集とか、受勲のお祝いのお返し用のギフトセットのカタログとか・・・見せてもらったのですが、受勲者用の、ちょっと(かなり?)高価な商品の、また買い手(受勲者ですからこのくらいのものは〜のような書き方がしてある)の購買欲をくすぐるようなカタログでした。いやぁ、なんでも商売にしちゃう世の中なんですねぇ。