せっかくなので公務員の話のパート2

公務員にはお互いが助け合って会社(役所)全体をよくしていこう、という気持ちがありません。
縦割り行政とよく言われますが、制度上縦割りにせざるを得ないものなんてごくわずかに感じます。
めんどくさいから、ここまではウチの仕事だけど、ここからはあっちに回して、と言うのが本音のように思えます。
簡単な例で言うと、今は国土交通省にまとまりましたが、運輸省建設省の問題がありました。国道を作る省と港湾を作る省が違うため、国道からからまっすぐ港にいける道路というのが作れなかったのです。制度上運輸省管轄の港湾と建設省管轄の国道は別々ですから、別々にモノを作っていった結果、道路が繋がらない、と言うことらしいのですが、そんなもの運輸省建設省で話し合って総合ビジョンを策定して仕事やればいいじゃん、ってことです。
自分が担当じゃないので分かりません、って言うばっかりで、自分は担当じゃないので分かりませんが、あの人が担当ですので調整してみます、ってのが言えない人が多いんだよね。
自分の仕事が終わったら後は面倒みないよ、みたいな。もっと言ってしまうと自分の任期中は無難に過ごそう、どうせ何年かすると異動だし、って言う感覚。
今の職場ってそういう雰囲気が顕著なんですよ。
こういう雰囲気が嫌で嫌でたまらなくて、早く異動したい、って思うんだけど、異動することによってこういう雰囲気から逃げ出そうと思っていることがやっぱりワタシも公務員なんだよなぁと実感してしまう今日この頃です。